株式会社あいすむの半澤です。前回に引き続き「空き家問題」についてお話していきます。
最近相談を受けた事例をご紹介します。五十代A様ご夫婦は長年ご両親と同居されていたご実家を、お父様のご逝去をきっかけに転居する事に決められました。古く広いご実家から、残されたお母様と共に三人暖かくコンパクトな新居への転居でした。ところがご実家はそのままで貸すことも売却する事もなく数年間放置してしまいました。
その結果、建物の傷みがひどく、貸すために多額の改修費が必要となり売却するには本来の価値を大きく下回る事となってしまいました。原因はA様がご実家という事で、思い出がたくさんあり、貸す・売る活動がすぐに出来なかった事でした。A様は「もっと早く行動すれば良かった」と後悔しきりでした。
この事例から学ぶべきことは「不動産」が「負動産」になる前に、「貸す」「売る」などのアクションを早めに起こすことが大切だと云うことです。まずは信頼できる不動産の専門家に相談して適切なアドバイスを得てください。思い出も大切ですが、早め早めの対処があなたの大切な不動産を守ります。